2024年4月13日土曜日

早期盲腸癌・切除治癒と診断されました。

 2023年11月に、大腸ポリープが見つかりました。そして、2024年2月までに、内視鏡検査および切除手術を2回しました。早期発見で事なきを得た状況でした。
 結果は、「早期盲腸癌・治癒切除」という診断でした。いわゆる「大腸粘膜内癌・上皮内癌」という、「大腸がんの深達度はTis(ステージ0期)」でしたので、内視鏡的粘膜切除術で癌の治療を行いました。
 盲腸部分で「Tis」の深達度で発見されて内視鏡的手術ができるのは、珍しく、結果的に「早期発見で治癒。」という診断でした。癌領域では、実績の高い病院での診断でしたので安心しました。
 早期発見のきっかけになりました、会社の健康診断では、下記の再検査項目が指摘されました。


1.痛風の疑い→薬で改善(2024年1月12日確認)
2.ピロリ菌陽性反応→薬でピロリ菌消滅(2024年2月24日確認)
3.血便反応あり→2回の大腸ポリープ内視鏡切除手術(1回目2023年12月21日・2回目2024年2月5日)を実施。2024年2月14日に切除治癒の診断確認。


 3については、「早期盲腸癌・切除治癒」でした。今後は、1年に1回の経過観察による大腸内視鏡検査は必要ですが癌の早期発見と予防ができる機会を得られたので良かったです。
 早期発見は大切ですので、体に違和感(血便・血尿等の生検結果)原因不明の痛みがありましたら精密検査をお勧めします。


 特に45歳以上の方は、大腸内視鏡検査を勧めます。

 下記に、経緯を記載します。

 2023年11月に、会社の定期健康診断を最寄りの総合病院で受けまして、「再検査」という結果でした。内容は、「血便反応あり。」でした。しかし、「排便に血が出る」とか「おなかが痛い」という、自覚症状は全くありませんでした。
 自覚症状がない「血便反応あり。」の結果は、「尋常でない」と思ったため、休暇を取得して、再検査の結果を聞きに受診しました。診察時に、「大腸内視鏡検査」を医師に勧められました。
 医師の説明は、「大腸内視鏡検査で、ポリープが発見された場合は、切除手術も併用して行います。」という内容でした。そして、2023年12月21日に、2泊3日の入院をして、1回目の「大腸内視鏡検査およびポリープ切除手術」を実施しました。
 結果は、大腸の上行結腸と盲腸にポリープが3つあり。そのうち2つは2ミリから5ミリ以内のポリープでしたので、検査と同時に内視鏡的切除手術をしました。残りの1つのポリープは、腺腫という大きな状態でしたので、大腸内視鏡検査を受けた病院では対応できないため、残した状態となりました。
 そして、残ったポリープを検査するため、近隣の大きい病院へ転院しました。
 医師の説明は、「腺腫の大きさのため、放っておけば癌になる可能性も高いです。再度の大腸内視鏡検査が必要です。」という説明を受けて、2月5日に2回目の「大腸内視鏡検査およびポリープ切除手術」を実施しました。
 2月14日に、2回目の「大腸内視鏡検査およびポリープ切除手術」の結果について、医師より、「切除したポリープの大きさは2センチ以上・生検結果は、切除したポリープに癌細胞が混ざっていました。今回、完全切除しましたが経過観察として、年に1回程度の内視鏡検査が必要です。また、上行結腸と盲腸付近で、早期に大きなポリープが発見できたので、開腹手術を要する、結腸手術に発展せず、【大腸粘膜内の内視鏡手術で済んだ】ので良かったです。」というお話を受けました。


 結果は、「早期盲腸癌・切除治癒(早期大腸がんの低侵襲な内視鏡治療)」という診断でした。

 早期発見なので、2回の内視鏡手術ですみました。所要日数は、1回目の内視鏡検査が、2泊3日・2回目は、日帰りで済みました。合計3日程度で全て済みました。本当に良かったです。もし、再検査を放置していたり、今回、見つからずにそのままであったならば、
「10年後には、肝臓・胃・肺・膵臓・腎臓等へ癌が転移する、大腸がん末期で瘦せ細り・苦しんで死去していた。あるいは、ストーマ(人工肛門)の装着が必須の状態・直腸癌術後の排便障害でおむつをしなければ生活できない。」という恐ろしい状態に陥る可能性がありました。

 今回の診察の教訓として、「癌は自覚症状が全くない。大腸に関すれば、目で見てはっきり血便がでた。毎日おなかが痛い等の自覚症状がでたら、【命に係わる状態にまで癌が進行している】と考えた方が良い。」という事も理解できました。
 早期発見なら、
「風邪・インフルエンザ・コロナ感染よりも、3日から4日程度の短期間で治療できてしまう。」からです。

 身体検査で、再検査の結果がでましたら、再度の受診をお勧めします。最後までお読みいただきありがとうございました。