2012年4月9日月曜日

iPadの意外な影響

 ピアジェ博士が生きてたら「児童の発達段階にiPadが与える影響に対しどのようなコメントをするのだろうか?」と思わせるような記事で個人的に興味深い。


 この記事の中で印象的な内容は「児童公衆衛生の専門家は、最近この非常に厄介な問題についての見方を共有し始めた。」の部分です。

従来のゲーム機はコントローラでコントロールしてキャラクタを動かすので、何らかの間接的作用がある。しかし「iPad」の場合は「直接指で画面を触れると変化する」という擬似的な触感もあると思う。

ピアジェ博士は知能の発達について順応ー同化と調節を世に公表し支持を得ている。乳児の時は、見ることつかむことはバラバラであるが、一定の発達時期に来れば「欲しい物を見ればすぐつかむと言う具合に二つの行為は合体されより合理的に」と幼児の発達段階について述べている。
「1」

 従来は玩具やら物体であったけど「iPad」が出現したことにより、「映像を介した擬似的物体」についても発達段階で影響があるのか?という様な記事にも思えます。

※注釈

「1」 ピアジェ 知能の心理学 有斐閣(1980.03.30)


フロイト博士が生きていたならば「Appleコンピュータ」の歴史を延々と書き綴りながら、得意のギリシア神話とシェークスピアの物語を引用しながら、次の話題に移行することは間違いないと私は思う。