2010年2月2日火曜日

ipadの出現とコンテンツ市場

「ipad」の出現で株式市場で関連銘柄は「思惑」が浮上している、携帯電話コンテンツ関連企業は決算の上方修正が相次いで発表され希望的なレーティング判断がされているのに対しタッチパネル関連企業は下方修正が相次いで発表され絶望的なレーティング判断がされ株価は暴落の域にある。


 「ipad」「kindle」「Sony Reader」に必要な電子部品で代表的な部品と部門は「タッチパネル・ディスプレイ」と言える。
 その領域で世界では「日本写真印刷」が世界トップ級でハードコートフィルムでは「きもと」が世界トップ級である、この両企業は下方修正が嫌気され売り込まれている最中である
 特に下落率で見ると共にTOPIX下落ランキングの上位10位以内に入っているので相当である「理由はタッチパネル・ハードコートフィルムが値下げ競争を強いられ予想を達成するのは困難である」と見られているからである。
 そんな中異様な輝きを加速させている業界が「携帯電話を中心にコンテンツを展開している企業」である。
 筆頭格の「DeNA」は息を吹き返した形である「モバゲータウン」を運営している会社であるが秋頃は「コンテンツが飽きられてユーザーの開拓性は無い」と酷評されたが結果は「創業以来の史上最高益を達成し目標株価が大幅に引き上げられた」状況である。
 ipadが出現すると携帯電話専用のコンテンツ企業も「真剣に参入を検討してくる可能性が高い」と言える、モバゲー・mixi・グリー・アメブロあたりはどういう動きに出るかわからないが「ipadがi-phone/i-podの機能を継承できることは可能なことは周知事実なのでPC分野で消極的だった携帯電話コンテンツ企業は逆に積極的に参入し易い分野」と言える。
 ipadの出現で「コンテンツ系の新興企業は新しい領域が広がる可能性がある」という市場の反応と言えるのでは無いだろうか?現にiphoneの出現により上記新興4社は予想を超えた増収増益を叩き出している
 「3年前では携帯コンテンツを事業化して採算は取れないのが常識とされた、特にCA社はBlog(アメブロ)コンテンツで採算性を真剣に考えていること自体市場と感覚がずれている」と笑われ続けた会社であるが3年後の現在は「新興市場の英雄として輝きを増した」という現実がある。
 そういう面で見ると日本は携帯電話コンテンツが事業として成立している企業が出現している最中なので「未開拓の薄型のタブレットPC分野」は主流のツールになる可能性すらあるのでは?と自分は見てます、携帯電話コンテンツをタブレットPCで流用できるため様々なサービスが出現すると思われる。


※そうするとタッチパネルが頭打ちとは考えられないと思うので何らかの作用が現在働いていると見た方が無難と言える。ipadの出現でまたタッチパネルの在庫は減少する方が出現する可能性が高いと思われる