2010年12月6日月曜日

オラクルとHPの関係はUNIX戦争を回顧させる物がある

 オラクルがSUNを買収に大人しくしていたがここに来て鼻息が荒い「SPARCの発表会でHPへ亀発言」したのは昔のUNIXのOSFとUI陣営の合戦に見える。


 UNIX戦争の勝者はHPである、SUNは一瞬覇王になるがその途端に崩れていった、揺さぶりを掛けたのはHPとMSである、それ以来MSとHPは相思相愛の関係である。

 MSがPC様のOSのWindows95を発表しUNIXがサーバーマシン専用のOSになることを予測していたのがHPであり、SUNはその事を読むことが出来ずに失速したと言える、オラクルはHP・MSに乗じてRDBMSを販売しERP分野に殴り込みを掛けて、復活したという感じである。

 面白いのがOSF側はHP・IBMでUI側がSUN・富士通というUNIX時代は構図であったが、それから20年後の現在、全く同じというのも皮肉と言える、HPは現在PC・サーバー・プリンタの覇王でもある、IBMはソリューションの覇王である、オラクルはRDBMSの覇王でありJavaの権利者である。

 クラウドという時代を迎えてサーバーメーカーの存在が表面しつつあるのも面白いと思う、当時で言うワークステーション=サーバーメーカーと考えるとSUNの存在がオラクルに変わったと言う事である、SUNと異なるのはオラクルは好戦的で狡猾なメーカーと言える。


※歴史は繰り返すんですねぇ~