2010年9月30日木曜日

ニンテンドー3DSはNintendo64の再来か!?

 先日発表された「ニンテンドー3DS」は個人的に言うと未知数であるが「株価は年内発売が無くなったため大幅に下落した」任天堂にとって苦しい展開となる。
 任天堂にはジンクスがある、1996年に「Nintendo64」という高性能機種を発売したが「プレイステーション」にゲームシェアを取られ苦戦した歴史が有る「任天堂は高性能機種を発売すると弱くなる」というジンクスである。



 先日発表された「任天堂カンファレンス2010」の宣伝を見る限りでは「ニンテンドー3DSはNintendo64を彷彿させた」高機能に拘りすぎて面白みに掛ける印象が強かったのと、ネットワークに関しては「すれ違い通信に過信しすぎる点」も中途半端と言う印象を与えたと思える。

 「Nintendo64」はスーパーファミコンの次世代機として発表されたが「PSを数段上回る、高機能ゲーム機に関わらずに敗北を喫した」という機種である「3D」を意識して1996年発売当初の販売価格は25,000円で販売された。
「1」

 PSが任天堂に勝てたのは「CDROMを活用したゲーム機種」と言う点で勝ったと言える、当時のPSにあたるのが、21世紀の現在は「iPod touch」ではないのか?と思う、iPod touchはROMカードリッジが存在せずに「itune経由でアプリ」で販売しているが手頃で悪いとは思わない「通信も通話も可能で便利である」という点である。

 当時のヒットした絶版ゲームの再版は「iPod touch」から発売されているケースが多い「任天堂が性能が高い機種を発売して成功した歴史は無い」と言える「Nintendo64」はPSよりも遙かに優れていたが受け入れられなかった

 「ゲームボーイ」というゲームウォッチのリニューアル機種を1989年から発売し段階的にシンプルさを追求し時代に対応したハードウェアの変更を成し遂げ、その成果として「ニンテンドーDS」という不朽の名作をこの世に出現させ「任天堂復活」を2004年に「SONY」から奪還することに成功する。
「2」

 任天堂の良いところは「シンプル・イズ・ベスト」の探求であり高精度機種の探求は「Sony」にやらせればよいと思う。

 ニンテンドーDSも最初はソフトウェアのシンプルさから受け入れられたと思う「脳トレ」等の大人や高齢者と行った今までゲーム層に入らないと思われていたマーケット層を開拓し獲得出来たことが成功と言える。

 タッチパネル搭載のニンテンドーDSは「幅広い年齢層にゲームというコミュニケーションの領域を産み出し、そのマッチしたソフトウェアが脳トレ・どうぶつの森・トモダチコレクションと言った、今まで感じたことがなかったゲームも出現した」シンプルだがゲーム機で演出できなかった「人間らしさ」をDSは与えたと思う、その人間らしさを複雑な3DSが奪いつつある予感がしています。

 現在の「シンプル・イズ・ベスト」の探求が出来ているメーカーは「Apple」である、だから世界的に人気が高く受け入れられていると思われる、3DSではiPod touchに勝つことは困難な可能性がある。


※注釈 リンク先

「1」【NINTENDO64(Wikipediaより)


「2」【ゲームボーイ(GAMEBOY)(Wikipediaより)


※ニンテンドー3DSがNintendo64の二の舞いにならないことを祈るばかりです。