2010年6月6日日曜日

HP SlateのOSは「Hurricane」の可能性が高いのか?

 「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、先日「ipod toouch」を購入し実際体験してみて理解できたのが「タッチパネル」「Wi-Fi」「Safari」の凄さに驚いたと同時に「タブレットPCがデスクトップPCの地位を奪える可能性」も有ると思った事です。


「ipad」の発売で世界は「シンプル・イズ・ベスト」という点が評価されていると思われる、3Gの速度は不明ですが「Wi-fi」はとにかく速く素晴らしいと言える。

 ipadの標準ブラウザの「Safari」自分は「ipod Touch」で初体験をしましたが「ストレスのないWebの世界」で凄いとしか言いようがない「Apple App」の種類とシンプルさも素晴らしいと思う(radikoを始め数種類の無料アプリを体験しました)そんな中でHP(Hewlett-Packard)は「ipad」の対抗機種と呼ばれている「HP Slate」を発売する予定だが、ここに来て発売延期を匂わせる報道が相次いでいる。

 理由は「Palm」の買収直後に「Hurricane」というOSを発表し「MS社に対してWindows7に対する懐疑的な発言をしている」という事である。
「1」

 HP社の公式サイトでも「HP Slate」の更新が殆ど無いということである「ipad」の出現で方向転換をしている可能性が高い、HPは既にWindows7・Flash搭載のタブレットPC「Slate」を発表している「Windows7」をOSから外し「Hurricane」を搭載した「HP Slate」を発売する方向なのか?と思わせるような雰囲気である。

 「ipod Touch」を購入して理解できたのが「タッチパネル搭載機種にWindows7はハードウェアの高い機能を生かせるOSという役割は困難」であるのではないか?タッチパネル自体は今後「3Dとの融合」がメインになると思われる「電子ペーパー・3D感知」を実現するにはタッチパネルは不可欠である、しかし瞬時に反応し動かすことが可能な「OS」でなければならないという条件が世界のニーズである。

 「Windows7」と「IE8」では先ず無理だと思われるXP・IE7と何ら変わらないOS・ブラウザでは太刀打ちが無理なのと、個人ユーザーがエクセル・ワードを真剣に使うとは思わない「Open Office」「Googleドキュメント」で十分通用するからである。

 HP(Hewlett-Packard)の歴史を見ても「狡猾な企業」で有ることは明白で「Slate」の戦略は「ipad」に対抗するのではなく「ipadを上回るスペックを利用してipad/ipod/iphone」との互換性を瞬時に実現・体現できる「タブレットPCがHP Slateだ」という戦略に出てくるのでは?と感じさせる、もしかしたら「Slate」が市場に販売される時期は2010年12月頃になる可能性が濃厚と言える。

 itune/USB接続/SDカードスロット標準装備であれば「HP Slate」が母艦として充分機能できるからである「Flash/カメラ/USB/SDカード」標準装備という仕様を替えずに瞬時にデーター交換が出来て楽しめるのであれば「Windows7」に拘る必要が無く可用性の遅さから見て適合性が薄いと判断した可能性も有る「Palm OSを流用したと言われているHurricaneの方が理想的なものを世界に発表できるという見方をしているのか?」と思われる。

 タッチパネルの機能を生かせるのはWindows7では困難と個人的に思います、寧ろ市場は「Windows7がビジネス専用のOSになる」という見方すらあると思われるが、ビジネスであれば「Windows XP」で十分であり企業が新バージョンの「Windows7」に替えてインフラ整備をするには「Vistaへのバージョンアップを実施しなければ出来ないため」莫大なコストが掛かり別の問題が発生してしまうと言う課題が残る。


※注釈 リンク先

「1」【HP dropping Windows 7 slate after Palm deal?(2010.05.04)


※推定ですがHPの動向は本当に注目です「HP SlateのOSがMSを利用しない場合、MS社は創業初の危機的な状況を迎える」と言っても過言でないからです、個人的には「Hurricane搭載のHP Slate」を希望します